
親子自然体験部会が草木染め体験を始めて、14年以上。
これまで染めてみた植物は多彩です。ビワの葉や枝、ヒイラギナンテンの実、クサギの葉、アジサイの葉と花、クヌギのドングリ、アカネの根等々…。うまくいったりいかなかったりも楽しい草木染めですが、4年前から9月「藍の生葉染め」の他に、7月にはオオブタクサでの草木染めをやっています。
河川敷や耕作放棄地などに大群落をつくり、在来の植物を圧迫し、花粉症を引き起こすおそれが大な外来種オオブタクサです。都筑中央公園内にも境田谷戸の一角に群生している部分があります。こいつの花が咲く前に刈り取って草木染めにしてしまおうというもの。
その名の通り2メートル近くに育った株を「駆除」しました。その葉っぱを刻み、引きちぎり細かくして煮込みました。たっぷりと思ったより濃い茶緑の染液ができました。
下処理済みのタオルハンカチを参加者はおもいおもい、輪ゴムを使って絞りにします。染液に入れるとなんとも鮮やかなサップグリーンに染まります。だいぶ煮込んで媒染液のミョウバン(アルミ)に漬けるとサッと色が変わります。この工程を2回へて、軽くすすいでロープに干してみました。絞りの模様も多彩な、オオブタクサとは似つかわしくない草木染めらしい色に染め上がって皆さん歓声が上がっていました。






