藍の生葉染め体験 9月 18日(日)

保全部会の赤塚さんに育てていただいた藍の葉。虫の食害により約半分が被害を受けましたが、なんとか全滅は避けられ、例年より参加者の人数を絞らせて頂き、無事に生葉染の体験を開催することができました。

台風の影響で時折、激しい雨が降る中での開催となりましたが、それでも参加してくださった2組には感謝のほかありません。参加者とスタッフ全員で藍の葉を茎から手でむしり取り、更に葉を細かく手で千切りました。意外に葉の量があったので、残りはフードプロセッサーで細かく千切り、冷凍保管することとしました。

千切った葉は水切りネットに入れて水の中で揉み、染料を揉出すのですが、参加者の一人(男性)はとても積極的で、スタッフが「素手で揉むと手がゾンビの様に青く染まりますよ」、というアドバイスも関係なく喜んで素手で揉んでいました。当然、終わる頃には布だけでなく、手と手首まで綺麗に青く染まっていました。「テレワークで人と会うことがないので、問題ない」とおっしゃていましたが、男性のパートナーは微妙な表情をしていました…。

布の染まり具合は葉の量が十分にあったので良い具合に染まりました。シルクのストールは綺麗な藍色に染まりました。コットンのハンカチは藍色とはいきませんでしたが、やはりコットンも綺麗に染めたいので、次は藍の葉を発酵させて作る、スクモを作ることを考えたいと思います。T.H.