お正月飾りを作ろう 12月18日(日)

手づくりの門松で歳神様をお迎えしよう

せわしない年の瀬、新年を迎える準備もしなければなりません。そのうちの一つが門松づくりですが、門や玄関前に飾る本格的なものは(門があるおうちは別として)ちょっと縁は無いですね。そんな時、コンパクトなミニ門松はうってつけです。都筑里山倶楽部でももう20年近くミニ門松や注連縄づくりのお正月飾りイベントを実施しています。雑木林に侵入する孟宗竹の「駆除」を「活用」に転じる里山の智慧を磨いてきました。

里山倶楽部のミニ門松はユニークです。松やセンリョウなどの飾りの素材こそ既成のものですが、ベースをはじめとしてそれを巻く菰(こも)、締める縄まで里山の素材で手作りです。メインの3本の竹、容器、固定のための詰め物は間伐したモウソウチク。専用治具で一から編む菰のワラは10月に収穫した田んぼの稲の藁。締め込む縄は園内に自生するカサスゲを手入れすると同時に活用しています。これはめったにない事です。

そして、今年は約20のミニ門松づくりに挑戦したご家族のために、飾りのヒントテキストをつくりました。おうちに持ち帰った後も手を加えて、一家のオリジナル門松が出来上がり、新年を迎えてくれることでしょう。それではよいお年を!!   K・K